Sunday, February 23, 2014

<が>と<は>、a (an) と the - 不定と定


英語では不定と定の区別は名詞の前につける冠詞で区別する。

a (an) -不定
the -定

ただし a (an) は単数の場合で、複数の場合に名詞は the なしの複数形になる。また any も不定を示すが、不定度は a (an) よりも高い。英語になれないうちは a (an)、the が抜けてしまうが、これだといっている内容は不定度がたかまり、なにを言っているのかはわかるが、たよりない(定でないのだ)。

この区別は100%明確ではなく、 a (an) でも the でもいい場合があるが微妙に違う。

一方日本語では a (an)、the の翻訳<ある>、<その>でも不定と定の区別は表せるが、これは借りもので、<が>と<は>の助詞の区別で不定と定の区別を表しており、これはほとんど無意識に行われている。これは英語が母国語の人がa (an) の the を無意識に使い分けているのと同じである。

簡単なテストだが よく使う下記の例考えてみれば、<が>と<は>に区別があるのがよくわかる。

1)金がある。金がない。

2)金はある。金はない。

1)が一般的(不定)な金でるのに対して2)<XXのための>といった特定(定)の金だ。

また、 <金ある(ない)が、、、>とはいえるが<金ある(ない)が、、、>はダメではないが用途が限られる。

<金あるが>旅行でもしようか?
<金ないが> どうする?

後半疑問になっているが疑問は不定だ。

金がある(ない)のを発見して、

i )おお、金がある(ぞ)。
ii )おお、金がない(ぞ)。

i )は不定でいいが、 ii )は(例の)金がない(ぞ)、で不定ではなく定だ。これはどう説明したらいいのか。これは発見という内容がからんでいるようだ。発見は新たな事実をみることで既知のことではない。既知はおおかた定だが、新たな事実は不定だ。発見後の新たな事実は定になる。

なくなった金いくらだ?

<いくらだ?>は疑問で不定だが<なくなった金>は定だ。


sptt